3月11日、東北地方と関東地方を未曾有の大震災が襲いました。
津波による家屋崩壊、厳しい避難所生活や、原子力発電所から漏れ出る放射能による不安な日々…。
連日連夜、報道されるニュースによって、その甚大な被害は皆さんもご存知のとおりだと思います。
誰もが他人事ではありません。
にもかかわらず、いまだ知られていない深刻な被害もあります。報道されていない現地の声もあります。
震災直後、南相馬市市長による要請で物資を運び、私自身それを知りました。
以来2週間、物資をもって東北地方をまわっておりますが、その不安の声は膨らむばかりです。
しかし同時に、そこには多くの元気があることも知りました。瓦礫の街の中で顔を上げ、立ち向かっていこうとする勇気があることを知りました。私達が悲しみに暮れて立ち止まっている場合ではない。
生き残った我々がすべきことはある。行政に頼るだけではなく、自分達の手でできることは山ほどある。
BOND&JUSTICE。「絆」と「正義」。
手と手をつなぎあうことによって生まれる絆と、日本人の美徳である助け合いの精神によって、一人でも多くの被災者に希望と光を。
一人でも多くの高齢者に安心して暮らせる生活環境を。一人でも多くの幼い顔に、無邪気な笑顔を。それが我々の役割だと思っております。
全国の有志からの協力で、震災からの1か月間で150トンの物資を現地に運ぶことができました。ありがたいことに現在も続々と我々の元に集まりつつあります。それでも物資やケアが足りない地域はたくさんはあります。突発的で終わる活動ではなく、長期的な視野に立って起こすべき活動もたくさんあります。
皆さんの力をどうか私達にお貸しください。そして、共に立ち上がりましょう。
この荒地から新しい日本をつくりあげ、世界に伝えていくために。
東北関東大震災支援隊本部“BOND&JUSTICE”
被災地でもテレビなどでよく流れている地域は物資もあるのですが、特に放送されていない地域では、衣食住と性の精神的な衰弱が始まり、心ない者たちによる、犯罪が起きています。
辛く苦しい想いをしている沿岸地区とその周辺の被災地の方々を救うため、「誰か」じゃなくて一人一人が意識を高めなければならないと実現は不可能だと思っています。人々を繋ぐ絆と義の気持ちが社会を救う鍵となることを自分たちは信じています。